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世界緑内障週間『ライトアップinグリーン運動』に参加します

2021.03.07

世界緑内障週間(3月7日~13日)は2008年から世界一斉に行われている緑内障啓発のための国際的イベントです。日本緑内障学会は、啓発活動の一環として、世界緑内障週間に合わせて全国で「ライトアップ in グリーン運動」を展開しています。日本発で2015年に5箇所で始めた運動ですが、今では、全国的に広がっています。ライトアップinグリーン運動は、下記のメッセージを伝えようとしています。

早期発見・継続治療・希望
40歳を過ぎたら眼の定期検診を!

緑内障は我が国における中途失明原因の第一位です。その背景にあるのは近年における緑内障の診断と治療の進歩です。OCTを含む眼底検査により極早期の緑内障の診断率は格段に向上しました。多くの点眼薬の登場により、より低い眼圧レベルに保つことが可能になっています。緑内障手術の進歩も著明です。したがって早期に診断された緑内障が高度視機能障害をきたす確率は今後大幅に低下していくと考えられます。ただし、問題が残っています。緑内障の特性として初期の自覚症状が非常に少ないという点です。多くの患者さんが診断されることなく未発見のまま進行している事は問題です。また自覚症状が少ないことは、診療の継続が途切れる理由にもなります。さらに、緑内障と診断されたことで精神的なストレスや不安を抱えてしまわれる方があります。長期間の治療となりますので、その心の支えとなるのは緑内障に対する正しい知識と、主治医や仲間や家族とともに希望を持って病気と向き合うことだと思います。こうした背景から、「早期発見・継続・希望」をキーワードにした啓発活動が非常に重要であると考えています。
緑の光は、「あなたの眼がずっと見えていますように」という希望の光でもあります。

伊東眼科でも『ライトアップ in グリーン運動』に参加します。緑内障という病気を多くの方に知って頂きたいです。